曁南大学は1906年に創立し、中華人民共和国国務院僑務事務委員会及び教育部に直属している総合大学で、中国が21世紀に向けて力を注いでいる100の大学の1つである。学校は「海外及び香港、マカオに開かれた学校」といった運営方針に徹し、現在、全日制在籍者は三万人余り、その内、華僑、香港、マカオ、台湾及び外国からの学生は12145人に達し、中国国内において一位を占めている。
曁南大学は“華僑の最高学府”といわれ、長い間、国語教育と外国人向け中国語教育に力を入れている。曁南大学華文学院は1953年に創立し、中国語教育、中国文化及び予備教育の専門的な学院として位置付けられている。本学院は教育部に“国家対外中国語教育基地”に認定されていて、国務院僑務事務委員会に“中国語教育基地”に指定され、中国国家対外中国語教育指導チーム事務委員会(「国家漢辨」と称する)に“周辺国家中国語教育の重点学院”と認定されている。そして、中国華南地区で最大規模、最強の実力を誇る中国語教育及び国語教育の専門学院でもある。学院の開設した中国語教育専攻は広東省の有名学科と評され、学院は現在中国語能力検定試験(HSK)の初級、中級、上級の試験会場となっているだけではなく、国家漢辨の中国語教師教育能力試験の試験会場、全国対外学生共同募集の試験会場及び曁南大学、華僑大学の対外学生共同募集の主要な試験会場でもある。
曁南大学華文学院には対外中国語学部、中国語教育学部、応用言語学部、中国語予科、通信教育学部、海外華文教育研究所、現代教育技術センターなどの教育研究機関があり、現在、204名の教職員が在籍している、そのうち、教授13名、副教授20名、講師70名、博士号取得者26名、修士号取得者68名、博士課程指導教官3名、修士課程指導教官17名となっている。
華文学院は多段階、多方式な運営方法を採用し、2006年現在、在籍学生3396名あり、その中に研究生147名、国内学部生155名、中国語言語学、教育学の学歴取得者、非取得者留学生(学歴証書を授与しない)1041名、各種の資格養成コースの学生合わせて401名、通信教育の学部生570名、予科学生1082名が在籍している。
華文学院は広州における新開発中心地区である天河文化区に位置し、広州東駅に近く、交通が便利である。学院はさまざまな現代化の教育、体育保健施設を持ち、学生寮、食堂などの生活施設が整っている。本学院は自然に恵まれ、すばらしい環境の下で、国際色及びバラエティーに溢れている。海外及び国内の学生に、中国語及び中国文化を勉強するよい学習の場を提供している。